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ダイビングフェスティバル2008に行って来ました。

場所は毎年お馴染みのビックサイトです。

今年は去年よりもメーカーが多く出展するというので期待大です。

今日は業界関係者だけなので、人はそんなに多くは無いですが、その分ジックリ観察です。


まずはダイコンでお馴染みのスント。

今年はD9、D6に引き続き発売されるD4が注目でしょうか。

D9が20万円、D6が15万円だったのに対してD4は\88,200と値ごろ感のある値段設定をしてきました。

だからといって機能は十分です。最近の一つの流れであるディープストップにも対応しています。

ベルトはウレタンで、いくつかの色から選べるようになるようです。

腕に巻くとこんな感じです。

普段使いでも問題の無いサイズですね。

結構人気のモデルになりそうな気がします。

次にここ数年、ダイコンでは先頭を走っているスキューバプロ。

クールな新モデルです。名前はDEX。

これはリストタイプではありますが、結構でかいし厚いです。

キャッチコピーは「世界的レベルで活躍するMen'sダイバーへ」です。

Men's限定のようです(^^;

機能は盛りだくさんです。他のダイコンに付いていない機能としては高度計。

深度計ではなく高度計は珍しいですね。

バッテリーは交換式の電池ではなく充電タイプです。これは嬉しい機能ですよね。

とにかく盛りだくさんのこのダイコンのお値段は\155,400です。機能の割には値段を抑えたような印象です。

スキューバプロのもう一つの新製品は、こちらのダイコンです。

リストタイプが流行りである一方では、大きな画面で全ての情報が一目でみることが出来るモデルも実は人気が盛り上がっています。

このモデルはさらに盛りだくさん機能です。

なんと心拍数モニターつきです。更に驚きは心拍数に応じて計算された減圧プログラムが提供されるのです。

ダイコンの進化を感じます。

このモデルはトランスミッターがついているので少し値段ははって\260,400です。

近い将来、全てのダイコンに心拍数モニターがつく時代がくるのでしょうかね。

少し楽しみです。

そして、今年ダイコンの中で最も注目されるのがこれです。

ビーイズムが満を持して(ようやく)発売するダイブビーンズデュオです。

デザインはシンプルなウォッチタイプで、色は8種類ぐらいから選べます。

値段は\68,200!!(だったような気がします・・・失念しました)

小型のリストタイプでこの値段はこれまで無かったですから、ビーイズム本気のようです。


やはりダイコンは電子部品だけに進化が早いですね。

一方、重器材のほうですが、既に機能としては行き着くところまで来ているので革新的な進化は難しいところです。

重器材の方向性はより快適にといった点が重要視されてくるのかなと思います。

このモデルは(ピンボケすぎですね・・・)日本アクアラングから発売される女性向けのBCDです。

注目は身体をホールドする部分が胸全体を覆っていることです。

これにより、BCDと体がきっちりと固定されて一体感が増しそうです。

給排気もこれまでメインで販売してきたマレスのエアトリムと同様の方式なので、今年はこのモデルを推してみたくなりました。

日本アクアラングからは軽量小型のレギュも発売になります。

かなり小さくて軽いです。これは。

持ち運びもかさばらないし、何より咥えていてストレスが少なそうです。

今年は日本アクアラングに少し注目です。

ウロウロしていてふと目に付いたのがコレ。

ワープミニ。

ワープの短い判のようです。

ワープのミニってミューと何が違うの???

と思って聞いてみると、ワープだと長くて取り回しが大変。でも、ミューだといざというときのダッシュが・・・

というときに、このワープミニが良いそうです。メーカー曰く、ワープとミューのいいところどりだと。。。

ようするに、ワープとミューの中間の性能ということなんでしょうかね。

ワープ、ミュー、スーパーミューときて、次はワープミニ・・・少し乱立な感じですが、使ってみたいところですね。

色も何色か用意されるようです。

フィンといえば目を引いたのがこれ。

な、何やらしなる部分に作りこみがされています。

うむむ。これはいったい。

純粋なゴムフィンフリークなドリームワークスとしては、少し抵抗を感じてしまうところです。

聞いたところ弾性を三段階に設定でき、その海の状況によって調性可能とのこと。

ハイテクです・・・。ちょっと試してみたいです。今度メーカーの人に連絡してみよう。

TUSAからはこんな華やかなマスクが発売されるそうです(^^;

派手派手ですね。

今年は女性を意識した華やかな色使いの器材の発表が多かったような印象です。

ここ一二年はクールなイメージの商品が人気でしたが、そろそろ華やかな商品の人気が盛り返してきそうです。

そして、やっぱり元気なのが撮影関連のメーカー。

まずはコンパクトデジカメ用ストロボで圧倒的に人気なイノンさんの新商品。

やっぱり新商品もストロボです。

これはまだ発売になっていませんが、小型のストロボです。

これまで主力だったD2000シリーズからターゲットライトをとって小型化したものだそうです。

ガイドナンバーも20と光量は十分。

出来るだけコンパクトにシステムを組みたい人はこの商品はいいかもしれません。

正面から見るとこんな感じです。

とてもシンプルですね。

発売は早くて夏ごろでしょうかね。楽しみです。

シーアンドシーからも小型のストロボ発売です。

スタッフが捕まらなかったので話を聞けませんでした。後でカタログ見ればいいかとおもっていたらカタログに載っていない・・・。

気になります。参考出品なのだろうか。うむぅ。

これとは別にYS-27という小型のストロボが発売になるのですが、こちらもイノンの新商品同様にガイドナンバー20まで対応ですね。

小型でもパワーが大きいというのは嬉しいですね。

そしてフィッシュアイからは日本初お目見えとなる海外メーカーのSeaToolブランドのハウジングが発売になります。

年初にアメリカで開催されたDEMA SHOW(ダイビング業界で最大のフェア)のページに乗っていたので気になっていたのですが、目ざとくフィッシュアイが手をつけたようです。

作りはどちらかというとシンプルなアルミ削りだしです。

この写真はCANON EOS40D用のハウジングなのですが、他のメーカーと比較して小さいです。

小さいと言うことは軽いです。

そして基本的には片手グリップが採用されています。片手でも撮影しやすいように設計されているそうです。

この商品のコンセプトは小型シンプルなシステムのようです。

内臓ストロボを使った撮影が可能となっているのは一眼レフシステムとしては画期的かもしれません。

但し、内臓ストロボ撮影の場合、ポートの種類によっては光が回らなくなるので、ポートの前に大型の拡散版が付けられる様になっています。

被写体に接近して撮影するマクロ撮影なら、このシステムでいけそうです。

一眼レフで撮りたいけど、あの大きさが・・・と思っている方にはこれは良いかもしれません。

懸念としては、まだ日本での実績が少ないため「実際にどうなの?」というところが判断つきないということでしょうね。

もちろん、アメリカなどでは実績があるので心配はないと思いますが。


大型の拡散版といえば、シーアンドシーや他のメーカーでも目に付きました。

内臓ストロボをより有効に使いたい。あまり大きなシステムは組みたくないというニーズが多いのでしょうね。

これはこれで、一つの方向性でしょうね。

SeaToolからはビデオ用のハウジングも各種発売されています。

新しいメーカーの登場でメーカー間の競争が激しくなって、市場が活性化してくれると嬉しいですね。

こちらはジリオン製のCANON EOS40D用のハウジングです。

周辺についているストロボケースなどはオーダーメイド製のカスタムモデルだそうです。

中身は全てNIKON純正品で、こんなシステムを組むことも可能とのことです。

ハウジングビルダーらしい職人っぷりです。

ちなみに値段は応相談とのことです・・・いったいいくらかかるんだろうか。

最後にアンティス製のCANON EOS40D用のハウジング(プロトモデル)です。

堅牢で重厚なつくりですね。でも、その割りに重量は意外と軽く仕上げられています。

発売にはもう少し時間がかかりそうです。何でも、次に出てくるEOS5Dの後継機種用のハウジングと共通プラットフォーム化させたいとかなんとか・・・。

職人さんたちは考えることが作り手側すぎて、ちょっと困った面も。。。

一日も早い発売を願うばかりです。

以上、去年よりも随分と盛り上がっているように感じたダイビングフェスティバル2008でした。

相変わらず撮影器材メーカーは元気一杯で、昨年地味だった重器材系のメーカーも元気になっていてホッとしました。

重器材・軽器材はより使いやすく、より華やかに、ダイコンは低価格化の波と高機能モデルの二極化、撮影器材は一眼レフ用ハウジングの充実とストロボの光量を維持した小型化、そして内臓ストロボの活用。。

これが今年のトレンドのような気がします。

ここに来るとダイビングシーズンが始まったような気がする今日この頃であります。



そしてこの後、フォトイメージングエキスポの会場へと足を移してみました。


このフェアは世界各国からカメラメーカーや印刷機器メーカーなど150のメーカーや団体が出展する大規模なもののようです。

ちょっと離れたその会場に足を踏み入れると

会場が、で、でかいっ!!!!そして、人がいっぱいいる〜。

さすがカメラ市場は巨大です。平日のお昼だと言うのに、首から一眼レフをぶら下げた人がたくさんいます。

そして、みんな高そうなレンズ付けている。。。

しかし、いったい何を撮るの???

会場の大きさと人の多さに圧倒されながら進んでいくと、何やら前方に黒山の人だかりががががが。

一眼レフに望遠レンズつけた猛者達が先を争って何かを撮影しているではありませんか。

後ろのほうから背伸びしてみてみると

水着のオネーサマ(;・∀・)

さすが、大きなメーカーはお金かかっています。

ダイビングフェスティバルでは一人も見ることの無かったキャンギャル(死語?)の方達や、パンフレットを配るオネーサマたちがそこかしこにワサワサいるではありませんか

そして、そのオネーサマ達を激写する一眼レフを持った猛者達。。。

僕が使っている5年前のひしゃげたコンデジでは撮影するのが少しはばかられる、そんな空気が(´・ω・`)

こちらはペンタックスのブース。

撮影用の専用ブースまであります。

しかも、入場制限つきのため、撮影する人達が並んでいます。。。

このカメラでは並ぶのも悲しいので、遠くから撮影です。

カメラマンの皆様気合い入りまくっています。

キヤノンのブースですが、さすがはキヤノンという感じでお金かかっています。

カメラを構えている人達の数も多いです。

最前列には最新のプリンターが並んでいて、撮影したデータをその場で印刷できるようになっています。

カメラそしてプリンターと一連の商品を売る戦略です。さすがキヤノン抜かりないです。


それにしても華やかです。華やか過ぎてまぶしいです。

ダイビングフェスティバルと比較してはいけないと思いながらも・・・比較してしまうと悲しい;;

次はソニーのブースへ。

どうやらこの会場。昔からのカメラ・フィルムメーカーが一番奥の列にでっかーーーいブースを並べていて、その前の列に新しくカメラに参戦しているメーカーが並んでいます。

これが業界内の序列なんでしょうかね。。。

ソニーはレンズメーカーや大きなサプライメーカーと同じ列でした。まだまだこれからというところなんでしょうかね。

それにしても、この会場にいる女性スタッフの方々は撮影されるのに慣れていますよね。

壇上にあがっているオネーサマ達はもちろんステキなスマイルすぎですが、パンフレットを配っているオネーサマ方もカメラを向けるとポーズをとってステキなスマイル炸裂です。

僕はその横からコソコソと撮影するのが関の山ですけど・・・

ツワモノカメラマンさん達は、かたっぱしからオネーサマ達撮影しているようでした。

すごいバイタリティっす。

オネーサマたちはこのへんにして、カメラやレンズのほうが主役ですからね。

まずは水中撮影ではなじみの無いマミヤのカメラ。

中判カメラメーカーとして65年の歴史を誇るメーカーです。

中判って何?という方もいると思います。中判カメラはいわゆる35mmのフィルムと比較してより大きなフィルムを使用して撮影するカメラです。

そのため、より画質の良い写真をとることが出来ます。引き伸ばしても画質の劣化も少ないので、風景撮影が大好きな人は中判カメラを買うことが多いようです。

実はデジタルにも中判カメラが存在していて、このカメラの撮像素子(CCDやC-MOS)のサイズはなんと48mm×36mm!!

最近売れているCANON EOS40Dの撮像素子のサイズは23.4mm×16.7mm(APS-Cサイズと呼ばれています)、フルサイズと呼ばれるサイズでも36mm×24mmですから、その面積の差はAPS-Cの4.4倍、フルサイズの2倍です!!

そして値段は・・・130万円!! 雲の上のカメラですね。。。。

こちらはレンズメーカーで有名なシグマが発売しているコンパクトデジカメ。

しかし、他のコンデジとは大きく違う点があります。

それは、なんと撮像素子がAPS-Cサイズであること!!

通常のコンデジの撮像素子はAPS-Cサイズの1/6ぐらいのサイズなので、その差は歴然です。

だったら、一眼レフ買ったほうがいいんじゃない?といわれてしまいそうですが、コンデジの大きさでそれを実現しているのは大きな特徴だと言えると思います。

ちなみに、価格も一眼レフ並みに9万円ぐらいします。。。一眼レフをもっていて、サブ機として持てるのならとても嬉しいような気がします。

同じくシグマブース内に展示されていた超超超望遠レンズ。

バズーカー砲みたいですね。

なんと1000mmです。いったいこのレンズで何を撮るのでしょうか。。。

気になるお値段は250万円です(;・∀・)

これはレンズでは有名すぎるぐらい有名なZEISS(ツァイス)レンズの断面図。

レンズの断面図ははじめてみました。とても複雑に複数のレンズが連動しているのですね。

そして最後の最後。

最近忘れがちな紙。

最近は全てパソコン上だけで済ませてしまうことが多いですが、写真は印刷して楽しむのもまたいいですよね。

たまにはお気に入りの写真をプリントアウトしてみると、また違った発見があるかもしれないですよ。

長々と駄文にお付き合い頂きましてありがとうございます。

カメラはこうして器材だけ見ただけでも沢山あっておくが深いですね。

だからこそ、やり始めると止まらないと言うか、はまっていく一方なのかもしれないですね。

今年もお客様のいい写真がたくさん見れると思うと楽しみな毎日です。